科研費 基盤(S): 多元自動通訳システムと評価法に関する研究とその応用展開

科研費:基盤研究(S)17H06101

多元自動通訳システムと評価法に関する研究とその応用展開

【研究代表者】
中村哲(奈良先端科学技術大学院大学)

【研究分担者】
河原 達也(京都大学)
戸田 智基(名古屋大学)
森島 繁生(早稲田大学)
猿渡 洋(東京大学)
渡辺 太郎(奈良先端科学技術大学院大学)
松下 佳世(立教大学)
山田 優(立教大学)
須藤 克仁(奈良先端科学技術大学院大学)
サクリアニ サクティ(奈良先端科学技術大学院大学)
高道 慎之介(東京大学)
田中 宏季(奈良先端科学技術大学院大学)
品川 政太朗(奈良先端科学技術大学院大学)

【研究の背景・目的】
日常会話を対象に一発話単位で動作する音声翻訳は実用化が進んでいるが,人間の通訳者が行う同時通訳を機械で実現することは格段に高度で困難である.これまで,機械による同時通訳を実現するための同時通訳コーパスの構築,基本となる漸進的音声認識・機械翻訳・音声合成の研究を進めてきたが,人間の同時通訳の質を目指すには新たなフェーズをもたらす研究と実用場面でのデータ収集および性能改善の継続的エコシステムが必要である.よって本研究では,同時通訳者、工学研究および同時通訳システム利用者の視点に基づく研究とシステムの構築、ならびに実運用システムの試作とデータ収集・改良のエコシステムの構築を行う.