ANR-CREST: TAPAS – Training Adapted Personalised Affective Social Skills with Cultural Virtual Agents

日本語研究課題名:仮想エージェントによる個人適応された情動社会スキルの訓練
グラントナンバー: JPMJCR19A

【研究代表者】
中村 哲

【研究分担体制】
[奈良先端科学技術大学院大学グループ]
中村 哲 (研究代表者)
田中 宏季
加藤 博一
藤本 雄一郎

[奈良県立医科大学グループ]
岩坂 英巳(ハートランドしぎさん)※
松田 康裕
岡﨑 康輔

[大阪大学グループ]
工藤 喬※
足立 浩祥
阪上 由香子

※ 主たる共同研究者

[CNRS-ISIRグループ]
Catherine Pelachaud
Donatella Simonetti

[CNRS-LIMSIグループ]
Jean-Claude Martin
Laurence Bolot
Céline Clavel

【研究の背景・目的】
 ソーシャルスキルとは、1人以上の人との対話中における言語的および非言語的行動を管理できる能力である。他者と対話するのが困難な人々は、自分たちの社会的行動を適切に管理し、他者の中でそれらを解釈することに苦しんでいる。ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、社会的インタクションを実践し、社会的ストレスを軽減するために、また社会的インタラクションの観点から、これらの人々を訓練するために開発された根拠のある方法である。SSTでは、臨床心理士や精神科医が訓練にあたり、参加者を最終的に社会的状況に置くことを目標にしており、実際の場面を模擬したロールプレイによる訓練などを含む。本研究は、このSSTを人間の専門家の代替として、仮想エージェントにより実現するための方法とツールを開発し、実際に提供していくことを目的とする。
 本研究では、人間の社会的スキルを分析した上で複数のステップに分割し、それぞれにあわせたトレーニング方法を開発する。最終的には、学校や職場でのパブリックスピーキングを含む日常的な状況での社会的ストレスを軽減することを目的に、方法とツールを開発する。コミュニケーションが苦手な対象として、社交不安症 (SAD)、統合失調症、自閉スペクトラム症 (ASD)など、さまざまな種類の社会病理を持つ群を予定している。本提案では、訓練のために、従来のSSTに加えて、認知の傾向を改善する認知行動療法 (CBT)を有するプラットフォームを研究、統合する。

研究の全体図